石井ピュアファーム通信vol.37(抜粋転載)

種と土と野菜の学校 石井ピュアファーム通信vol.37 2021年9月25日配信号 

「種と土と野菜の学校 石井ピュアファーム」の会員向けメルマガ通信から抜粋したものを掲載しています。

 

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新米の季節が訪れました!石井ピュアファームでも9月末から大分県の農薬肥料不使用・自家採種のお米出荷開始です。

今年は雨も多かったですが、天気が良い日もあり、また台風の影響もそれほどなかったので前年より良いようです。

美味しくて安心安全なお米を頂けて、農家さんには心から感謝しております。

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ー無肥料栽培 基本の基ー

人間の舌は、本来、健康を害するものを食べた時には違和感を感じて食べないような感覚が備わっています。日本では戦後、日常的に化学物質から作られた添加物や農薬、化学肥料があらゆる食品に含まれるようになったため、それを知らずに摂取していくとだんだんと舌が鈍感になり、体に害するものを食べてもわからなくて感じなくなっています。

自然の中で生活している動物は決して毒は食べません。もし食べても吐き出すか食べたものを解毒出来るまで飲まず食わずのまま何日も動かずじっとしています。

現代人だけが、直ぐに死なない程度の毒物であれば摂取しても平気で食べ続けられるのです。そして肝臓や腎臓などに問題が起こってから気がつくのですが、それでは遅いです。

石井ピュアファームがセミナーで食べ比べを実施しているのは、本来、人間にも備わっている舌の感覚を取り戻してほしいからです。食べ比べてどれが本当に健康になる野菜で、土の野菜が健康を害する野菜なのか?自分の身を守ってほしい、自分の家族も守ってほしいからです。農薬も肥料も使わない野菜を毎日食べられなくても月に1回でも食べることで、舌(ベロメーター)を磨いて欲しいと願っています。

全も安心安全な食品は、食べている時も食べ終わった時も口の中がスッキリとして何も残りません。後口とは?わかりやすい例ですと、甘いものを食べた時、いつまでも甘ったるさが口の中に残っていませんか!

少しぐらいと思っても後口感が残る食品は何かしらの化学物質が含まれているのでなるべく食べないよほうがよいでしょう。

時にコロナ渦では免疫力を向上させ持続していくことがとても大切です。

基礎体温の上がる食材をよく噛んで食べること。免疫力を上げる食材を積極的に食べてあらゆるウイルス菌などにも立ち向かう体力を保ちましょう。

無肥料、無農薬、固定種の野菜は、免疫力を上げ、健康を持続していくための食材です。


 農機具を購入する前に 

最近では、作物を作りたいから畑を探しているという研修生が増えてきました。畑作業にはもちろん農機具が必要となりますが自分の判断で農機具を購入して失敗していることがよくあります。

農機具を購入するのは初めてだとどんな基準で選んでよいかわからず、ホームセンターで勧められたものや一番高いものが良いかな??安いもので良いかな???と思って買ったことをいろいろと話を聞きます。

それでも使える道具であれば問題はありませんが、使ってみたら直ぐに曲がったとか折れたとか!せっかく購入したのに破損して無駄になることも多々あるようです。

 

最近は、購入する前に先ずは相談してください!と研修生に話しています。

自分でホームセンターに行き、どんな畑でどんな農法をするのかも知らない店員さんに聞いて購入しても適したものは手に入りません。

 

例えば、鉄鍬といってもピンからキリまであります。

管理鍬といってもホームセンターによっては田んぼ鍬しか置いていないところもあります。

 

石井ピュアファームの農業研修では、比較的安価で長く使える機具を選んでいます。また、刈払い機でもいろんな種類の機具を使って、自分に合ったものを見つけてほしいと思っているのです。

管理機も、同じ馬力でも刃の違う型を選んでより使いやすいものにしているのです。

研修で学ぶとは畑作業や座学だけのことではなく道具も同じです。自分で畑を借りたときには全く活かされないのあれば意味がありません。

 

また、例えば、溝掘りを場合、鉄鍬とスコップが必要です。

畝を作るのは、軽くて使いやすいステンレス製の管理鍬が良いでしょう。雑草の根を掘り起こすのも鉄鍬で出来ます。軽いもので安い3本鍬や4本鍬を使っても、根が硬いと曲がるだけです。

今年は、雨が多くてなかなか畑作業が進まず、焦っている方も多いと思いますが、土が乾く前に焦って畑の中に入って耕起してしまうと、土の団粒構造を壊してしまいます。

長い目で見て取り組んでください。せっかく雨には入らないようにしていたのに2~3週間遅れたぐらいで焦らないでください。天候によって遅れることは仕方がないと割り切ることです。

種まきが遅れたといっても次があります。慌てて無理矢理作ると失敗します。

撒く月が重要ではなく、その時の気温を考えて対応しましょう。20度から25度が発芽温度です。20度あれば生育温度にもなります。

最近では日中が高すぎてしまいトウタチしたり茎だけ伸びる症状が起きています。

日頃から気温を考え、土の状態をよく観察してから種まきをしましょう。多少時期がずれても温度がある時にしっかりと生育させれば大丈夫です。

 

〈種まき情報〉

ジャガイモ、白菜、キャベツ、牛蒡、レタス、水菜、小松菜、春菊、ラッキョウ、ニンニクなど

〈収穫情報〉

サツマイモ、牛蒡、冬瓜、ラッキョウ、モロヘイヤ、ツルムラサキ、エンサイ、オクラ、レモングラスなど

 

(石井)
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石井ピュアファーム農業研修生、卒業生をご紹介します。

お近くの方、ご興味がある方は、ぜひ連絡して繋がってください。

新恵 竜二(しんえ りゅうじ)

・糟屋郡粕屋町

・令和212月 就農:令和21

・メールアドレス shin-e7216@ezweb.ne.jp

 

〈 ネイチャーファームMARK ) 

開催名:小さな雑貨屋 FUK BASE    

場所:糟屋郡粕屋町甲仲原2-23-22

日時:月曜日9:0015:00

連絡先:Instagram tiisanazakkaya.fukbase

    mobile 090-4480-1820

  mail konishimiyuki524@gmail.com

概要:毎週月曜日に朝採りした自然の力と大地の恵みで育った野菜を販売しています。

9:00開店で15:00まで(野菜の販売は月曜日のみ) P有り

  その他、営業時間の変更や店舗の営業項目の詳細等はインスタグラムかメールにてご確認ください。

 

〈 ネイチャーファームMARK 〉

  開催名 : つきとたいよう

場所 : 市内南区大楠2-17-3井谷ビル1F103

日時 : 毎週金曜日11:0018:00

連絡先 : TEL 092-522-6525

Instagram : taniku.wa.miyabi

概要 : 毎週金曜日11:00より販売しています。消費者の皆さんにご自身又は大切な人に是非、食べて頂きたい安心、安全な野菜を栽培してます。

最寄りのスーパー(徒歩2)

その他、営業時間の変更や店舗の営業項目の詳細は電話かInstagramにてご確認ください。

 

 

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